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ちょっといい話

 先日、地元新聞の読者投稿に「教え子に感謝 心地よい余韻」という元高校長の記事が掲載されました。

卒寿の祝宴を教え子が開いてくれたという書き出しに興味を持って読み進めていきました。五十数年前の教え子が全国各地から集って、それぞれの近況報告が始まります。その中に、家業の農業を継いだ生徒がいました。彼は十数年前に全国的な農業コンクールで最優秀賞を受賞します。その記事を見た先生は、すぐ一枚のはがきに驚きとうれしさをしたためられます。宴の近況報告でその生徒はそのはがきを取り出し、どんなにうれしかったか、どんなに励みになったかを話します。


先生と生徒をつないだ一枚のはがきの暖かいエピソードに、教職にあった身として、「すごいなぁ、どこの学校の事だろう」と思っていました。記事から数日たって、この話が大津高校第24回生の3年6組の皆さんのことと知ってびっくり。何と私の一級上の先輩方たちです。


身近なところに素晴らしいきずながあったことを改めて知りました。投稿は「この卒業生たちのことを私は決して忘れない。」と結ばれています。

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